国内での公演

聖霊会

聖霊会(しょうりょうえ)は聖徳太子の御法要で四天王寺では毎年4月22日に、舞楽四箇法要という形式で行われます。舞楽四箇法要とは、舞楽や雅楽が式の進行を司りつつ、四つの仏教儀式(梵音・唄・錫杖・散華)が行われる法要形態です。特に四天王寺では舞楽がこの法要において大きな役割を果たします。昔は25曲の舞楽が演じられていたとされていますが、今日でも午後1時頃から約5時間に渡り、10数曲が演奏されます。この舞楽は四天王寺の亀の池の石舞台(重要文化財)で行われ、牛四頭分の皮からなる二つの大太鼓が偉容を誇り、舞台の四隅を極赤色の曼珠沙華を模したオブジェが飾り独特の演技空間を作り出しています。誰でもこの日に四天王寺に来ると無料で観覧できます。
 聖霊会舞楽大法要は古い歴史を持ち、その素晴らしさや、天王寺楽人の技量の卓越性は吉田兼好が『徒然草』220段で語るところであり、また江戸時代の文人太田南畝も聖霊会の見物記を残しています。1976年にはその歴史的価値が認められ、国の重要無形民俗文化財に指定されました。 

 

                   獅子(しし)       迦陵頻(かりょうびん)


四天王寺・篝(かがり)の舞楽


 篝の舞楽は、昭和28年に創立された天王寺舞楽協会の主催により同年から始められた舞楽演奏会です。例年8月2日、四天王寺伽藍内講堂前庭で午後7時より開催されます。曲目は毎年変わりますが、振鉾を含め四曲の舞楽が演じられます。夜空のもと篝火に照らしだされた舞楽衣装はまた格別の趣きがあり、その幽玄の美によって舞楽の新しい魅力を見出すことができます。


四天王寺・経供養舞楽

 例年10月22日太子殿西庭において、「経供養」の舞楽が行われます。別名「縁の下の舞」ともいわれ、古くは攝津名所図会にも挿絵とともに記載されている伝統のある行事です。四天王寺一山の御法中の行道から始まり、四箇法要の形式でもって執行される経供養舞楽はその格式の高さからまさにミニ聖霊会ともいうべき重みを持っています。曲目は毎年変わりますが、振鉾を含め四曲の舞楽が声明と交互に奏されます。


住吉大社・卯の葉神事・観月祭奉納舞楽


 住吉大社社殿の南側の池上には石舞台が設置されており、四天王寺・厳島神社とともに三大石舞台といわれています。その南側に左右の楽舎があり、また古い装束や舞楽面も多数保存されています。こういった住吉大社の雅楽には昔から天王寺楽人が出仕してきました。今日も雅亮会が住吉大社の大きな奉納舞楽を受け持っています。その一つは毎年五月の最初の卯の日に行われる卯の葉神事で、新緑に包まれた石舞台上の舞姿に木々の緑が映え、聖霊会とはまた異なった美を発見できます。また秋の観月祭では太鼓橋(反り橋)上で中秋の名月を背景に舞楽が演じられ、人をえもいえぬ夢幻の世界に誘います。


雅楽公演会
 
1966年から雅亮会は年1回、大ホールでの自主定期演奏会を開始しました。毎年11月下旬に大阪フェスティバルホールで行われています。

 

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